すし帳

すし帳です

劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語 の感想

三回観ました。ネタバレ含みます。覚えているところをシーンごとに振り返り感想を書きます。

ナイトメア討伐から始まりました。確か「Welcome to cinema」という看板があった印象。ファンサービスですね。
ナイトメアを部屋に追いつめ、料理を与えているシーンのBGM、というか挿入歌が気になります。この曲のメロディーは最終盤まで登場していたように思います。耳に残る感じです。シャルロッテ(お菓子の魔女)も登場しています。この映画では主にべべと呼ばれました。

目が覚めると。TVシリーズ一話とよく似た場面。しかしキュゥべえが部屋にいます。
この映画では、キュゥべえは後半まで喋りませんでしたね。改ざんされた記憶の中で、どういった役割として認識されていたかが気になります。喋らないとかわいいですね。

話は逸れますが、パンをくわえて登校、というのがイマイチわかりません。食後歯を磨いてないじゃないか。あと登っていく坂がそり立つ壁。

OPは新規です。おなじみClariSの「カラフル」ですね。最初の手のカットはほむらでしょうか。いいえ、誰でも。
途中悪魔ほむらの羽根シーンなどありましたね。ダンスはバレエ的な。
最後はもう少しで手が届きそうなまどかへと手を伸ばすほむら。砂となって崩れるまどか。件の耳飾りがあったかと思います。自信なし。
ほむらハブられ感が強かったです…というか、それが主題とも思えます。この映画、ひいてはこのアニメとして。すれ違いというか、取り残されというか。

そして登校シーン。まどか、さやか、杏子が楽しそうに会話しながら登校します。
このシーンでまどかの周りを二人がグルグル回りながら会話するシーンがあるのですが、劇場の音響だとサラウンド感がすごかったです。
三人が横一列に並んでいるシーンは三人の身長差などがわかりやすかったのですが、それ以上に頭身が気になりました。杏子は八頭身くらいあるんじゃないか。

教室のシーン。先生が精神的に参って世界の終末であるとか、黙示録であるとか言っていました。中沢くんが当てられていましたね。
転校生としてほむらが登場します。三つ編み眼鏡だけど活発、つーか積極的です。ソウルジェムアピール。さやかはもちろん知っています。

屋上で会話。マミは既に知っていて、サプライズを仕掛けていたのでした。かわいいですね。さやかはもちろん知っています。


この調子で全部行くと死ぬので、適当に箇条書きします。

・杏子の出番、というか役が不遇
円環の理とは関係がありませんから、物語としてはあまり関与しません。とは言えマミはべべという相棒もいるわけで、ちょっぴり恵まれなかったと思います。
最終的にさやかも円環の理へと導かれた(というか戻った)のも不遇。いやマジで最終的には結局さやかが引っ張りだされたので幸せそうですが。

・べべ(なぎさ)という新キャラ
あまりにも馴染んでいました。キュゥべえが喋っていないということで、マスコットキャラ的位置は持って行っているような印象を受けた。デザイン的には馴染みもあるし。
なぎさとしても違和感がそうありませんでした。CMの「こいつは幻覚か何かか!?」という杏子のセリフには、見事に騙された気がします。
あと、マミさんがぼっちじゃ無くなっててよかったと思います。

・メッセージとか、気づきにくい点
二回三回観て気づいたところがいくつか。
物語シリーズコラボ予告にのバーコードに「2401459630」。西尾維新ご苦労さん?
ほむらがマミにおかわりを頼んでお湯を沸かしに行くところでわずかにリボンが見えます。
そのシーンに前後して、部屋のインテリアの色が少しづつ違いました。恐らく魔法少女のイメージカラー?
マミさんの部屋においしいチーズ云々…のタイトルの本。
中盤ゴンドラシーンでも上記「Welcome to cinema」のようなメタ的意味もあるメッセージがあったような(詳細失念)。
色々ありましたが、細かい小ネタはどんどん忘れてしまう。
魔女文字が多くの場面で出てきたので、詳細が気になります。

・ベベ語(仮)
チーズの種類を連呼。
マスカルポーネ、カマンベール、パルミジャーノ・レッジャーノ等。他にもあったのかな?

・まどかのリボン
ほむらが悪魔となった最終的な世界で、まどかはかつて選ばなかったもう一つの
リボン(黄色)をつけていました。結局ほむらが赤いリボンをつけてあげましたが。

・最後の質問
ほむらがまどかに問うた「秩序か、欲望か」という質問です。まどかも一度は(欲望とは言えないにしても)秩序を破り、自己を犠牲にし魔女や魔法少女を救済しています。なおのことここでまどかが秩序を選択したことは、ほむらとっては辛いことであったのではないか。

・バレエ的な演出
多かったと思います。最初のナイトメアのところから、ホントに最後のシーンまでずーっとバレエ。くるみ割り人形っぽいほむらの使い魔?も登場していたと思う。なんかあるのかねえ?

ブレイクダンス
多くは語るまい。


総評っていうか、まとめとしてはほむら☆マギカでした。
でも、どこまで行っても行動理念の根底はまどか、まどかの幸せであると感じました。そういう点で、ブレないですね。振り返るともう色々忘れている気がする。
また見たいです。円盤は買います。

あくまで個人的な意見と見解です。